自分の上着を取り出して、泣き叫ぶ娘をばしばし叩く。
さらに興奮して、押し入れの中を漁ると、ジーンズの革ベルトを外して振り上げる。
私はベルトの端をしっかり掴むと、手に少しずつ巻いて引き寄せた。
そんなことをしてはいけない。物で叩いてはいけない。叩かれる方も叩く方も、心が傷つく。
どなり叩いて一段落すると、父親は台所へ行こうとする。
恐ろしさに泣き震える娘が座り込んでいてドアが開かない。
父親は、「ゴミ、クズ」と何度も繰り返しながら、娘を蹴飛ばし、さらに、唾を娘にはきかけた。
ぺっ!
叫びながら、
ペっ!
ぺっ!
やるべきことをやったと、後で父親は言う。
やってはいけないことをやったと私は言う。
一昨日の夜の出来事だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿