本好きで、でも今は「登録販売者」を目指して、パートでドラッグストアで働くレジのおばさんの独り言。読書や薬の勉強もおもしろいけど、接客業って、こんなに楽しいの~と40年の人生で初めて気づきました。でも不景気や震災、子供の反抗期、人生いろいろあって不安だらけ。「40にして惑いも多い」おばさんの心の中。
2011年7月15日金曜日
2011年7月12日火曜日
思わぬプレゼント
あぁ、つかれた、人生に疲れた、、、と一人静かに嘆いていると、
「お母さん、ポテト作ったから食べて。」と、わざわざ私の篭り部屋まで持ってきてくれた。
ちょっと元気が出た
2011年5月21日土曜日
父と娘 4
夫が昼寝してますようにと祈りながら、そっと鍵を差し込む。
カチリ
そぉっとドアを開けると
キィっとかすかな音を立てる。
「ただいま」
と、夫が起きていたら辛うじて聞こえるように、寝ているなら目覚めないほどの声で言って、玄関に滑り込む。
部屋から音がする。
起きているのか。
トラブルにならないよう、もう一度、「ただいま」という。
「おかえり。」
夫が出てきて
「泥棒みたいだね。」
寝ていたところに不審な音で目がさめてしまったようだ。
でも買い物袋をもって運んでくれた。(そういう気づかいはよく出来る夫なのでのだ。)
良かった。機嫌は悪くない。
娘の部屋で話しをする。
早く「前略」から退会するようにと。
娘は早速始めたが、パスワードを忘れたとうまくいかない。
そのうち、悲しくなって泣きはじめた。何十分も。
そして、近くにあった食器をガラス窓に投げつけた。
チャリン
割れた。
今度は、香水の瓶
ガチン
ひびが入ったようだ。
幸い窓ガラスは無事だ。
「物を投げたい時は、考えて投げるんだよ。窓が割れたら大変だからね。」
と、現実的なアドバイスをする。
「何の音?」
と父親が不機嫌に入ってきた。
「悲しくて物を投げただけだよ。」
「何で泣いているの」
怒った声で繰り返す夫に、
泣くぐらい自由にさせてあげればいいのに
と思う。
夫がはじけた。
「あのプロフィール、何で昨日、削除しなかったの。」
許さないよ。
パスワードが分からなくてできないという言い訳に、父親は激怒する。
「そんなはずはないでしょ。出来ないわけないでしょ。」
「パイクが欲しいなんて書いてあって、誰に貰うつもりなの。」
次々に大声でたたみかける。
私が口を挟む。
バイクが欲しいのは、そういう気持ちがあるから。気軽に書いているだけ。危険だから大人になるまでダメだよと話してるけど、そういう気持ちを書くのはいいでしょ。
「だまれ。何もわかってない馬鹿。」
「それに、またミクシィやったら許さないよ。やらないって昨日は言ったのに、プロフィール(前略)には『ミクシィ退会します。またいつかやります。』なんて書いて、なんで親を騙すの。」
「それは挨拶がわりだって。本気じゃないよ。」
「だまれ」
「一年後かもしれないし10年後かもしれないし、今はもうやらないよ。」
と娘。
「じゃなんですぐにプロフィールやめないの。できないなら、最低限、コメントを消せばいいでしょ。何で昨日、消さなかったの。」
そこまで頭は回らなかったんだけど。大したこと書いてないし。
それでも大騒ぎをする父親に、早速、消すことを約束する。
でもまだ続く。
「二度とSMSに入ってはいけない。」
「今度ばれたら、どうなるかわかるか?
縛って、足も縛って、そして、、、」
父親は部屋を出ていくと、ウィンウィン機械音の出る何かをもってきた。
「怖いよ。足をかくさなきゃ。」
娘同様、私も恐ろしく自分の足に戦慄が走る。
「大丈夫。落ち着いて。」娘に声をかける。
どうか精神的なショックを与えるようなことをしませんようにと祈りながら。
機械音を響かせながら部屋に入ってきた父親の手には、バリカン。
「これで、、、これで、髪の毛を全部、剃ってしまうからな。
外に出られなくてもいい。
学校に行けなかったら行かなくていい!」
「わかったな。脅しじゃないよ。脅しなら本当にはやらないけど、脅しじゃないから。本当にやるから。」
父親がしばらくして外出した。週末、友人と会いに行ってしまうことが私達のホッとする一時だ。
せっかくだから家でテレビでも見るかと娘に提案するが、やはり気分転換に外出したいというので、当初の約束通り夕飯も外でとることに。
私の気持ちは固まってきた。
二人で家を出よう。
「二人で暮らして、好きなことやればいいでしょ。」
とさっき父親も喚いていた。
そうするよ、本当に。
娘だって、父親が想像してるほど酷いことするわけじゃないんだから。
ただ、落ち着ける、リラックスできる家が欲しいんだと娘はいう。
二人で不動産を訪ねた。狭くてもいいから安い物件を紹介してもらう。
日曜日に物件を3件見せてもらうことになった。
夕飯はサイゼリア。ハンバーグが食べたいという娘と、久しぶりに外食。
こんなにゆったりとした気持ちで食事をするのは本当に久しぶり。
帰りに、レンタルビデオショップで『告白』を借りる。
帰宅しても父親がいなかったので最後までみる。
いつの間に、こんな複雑なストーリーを娘は理解できるようになったんだろうと、当たり前のことかもしれないけど感慨深い。2年前なら、訳がわからないと、すぐに飽きてしまったことだろう。
父親はまだ帰って来ない。バスの時間は終わってるから、朝帰りかな。父親も帰り辛いのだろうか。
本当はものすごく寂しがりやだから。
2011年5月20日金曜日
父親と娘 3
4人兄弟の長男に生まれた夫は、兄弟喧嘩が起きるたびに、彼が原因でなくとも、両親に怒られていたという。
母親に叩かれ、父親にはムチやベルトで叩かれた。
外で喧嘩をしてやられて帰ってくると、母親に容赦なく何十分も叩かれる。
帰宅した父親が何事かと尋ね、母親が喧嘩をしてきたことを知らせると、今度は父親がムチやベルトで30分でも40分でも叩く。
しばらく前に、涙をこぼしそうになりながら、娘と私の前で夫はそう語った。
夫の父親は長男である夫に厳しく、家族で車にのっていて後ろの座席で兄弟喧嘩が始まると、容赦なく運転席から片手を後部座席へ向けて、平手打ちをする。叩かれるのはいつも真ん中に座っている夫だった。
窓側を常に弟と妹に占拠され、決して窓側が良いと我が儘を言えなかった夫は常に長男だからという理由で我慢を強いられてきたのだ。たとえ自分が悪くなくても叩かれることになっても。
父親は夫が20歳前後の頃に交通事故で亡くなった。
父親が厳しかったから、自分は悪い道に入らなくて済んだという。
中学、高校時代も暗くなる前に帰宅することを要求された。守らなくてはムチやらで叩かれるのだから、怖くて堪らないだろう。
親に従うのは子供の勤め。確かにそうだ。でも、子供の人権はどうなる。
子供の人権なんて話しをしたら、夫は鼻でフンと笑うだろう。
そんなことを言ってるから、日本の子供はおかしくなってるんだと。
でも理不尽な言動は、相手からの信頼を失う。
「私が泣いているのは、お金がないからでも仕事がうまくいかないからではない。自分の夫の性格に泣いてるんだ。」
と、仕事が進まず罵られ、「お前が私の人生を壊した」という言葉を投げつけられ口論の末に言ったことがある。
何でも人のせいにしてしまうのも夫の困った性格だ。
親から理不尽に叩かれ育ったのだから、何とか自分には責任がないことにしようとしてしまうのだろう。
昨夜、娘もつぶやいていた。
「私も悪いけど、父親がこんな性格だということが恥ずかしいと。」
部屋を、タンスを、衣類のポケットを探られ携帯もロックをかけ忘れるとチェックされる。
ミクシィを読まれ(日本語が読めないので、自動音声読み上げソフトを使ったらしい。)、娘の、入ってはいけない領域に踏み込む。
賛否両論あるだろうけど、私は親は娘の全てを知らなくて良いと思う。全く見てみないふりをするというわけではなく、悪い道へ入らないよう、親子の信頼感を深めながら助言をしていく。
娘の父親は必死になりすぎて、想像も相まって苦しみ、憎しみさえ抱いているようにみえる。少なくとも娘はそう思っている。
一度裏切られたと思ってたら、決して許さないのが娘の父親だ。
これからも毎日のように娘の一挙一動に神経質に怒りを投げつけ続けるだろう。
心まで傷つけられながら、娘は父親と一緒に生活するべきか。
ビクビクしながら我慢をすることも大切だろう。でも、それこそ父親が心配するような行動を娘は起こしてしまうのではないだろうか。
家出
こんなことを書いていたら、
「anatano musumeno profile」
というタイトルのメールが届いた。不審に思いよくよく見ると夫からだ。
そして案の定、娘の「前略」というサイトのプロフィールへのURLが本文に張り付けられていた。
昨夜、そのサイトも消すように、夫が娘に言ったのだ。
ミクシィを突然消したことを伝えなかったのだろう、そのことも簡単にかいてある。
「やりたいこと」欄には「バイクに乗りたい」とある。
それはしばしば娘が私に言っていることだ。もちろん、バイク事故で死んだ知り合いの話しをして、大人になるまでは乗ってはいけないと何度も話してきた。
でも乗りたいのだから、書いたっていいと思う。
他には心配するようなことは書いていない。
でも昨日のうちに消さなかったことで、今夜も夫の逆鱗に触れることになるだろう。
夫は安定剤を飲んでくれるだるうか。一昨日はひとしきり激怒した後に、
「薬の時間だ」とつぶやいて飲みにたった。娘にツパを吐きかけながら。
その前は、「薬を飲んだから良かったけど、もし飲んでなかったら、どうなってたか分からないぞ」と、激怒して娘に言ったという。
自分の病気さえも娘のせいにして脅迫している。
「私は戦争に行って、敵のところから無事に帰ってきたんだ。怖いものはない。なんでもできる。ミクシィをまた開設しても、すぐに分かるからな。なめるんじゃないよ。これが最後だ。次に何かあったらどうなるか知らないぞ。」
単なる脅迫ではない。
夫の性格から、なにをするか分からない。
心配性で厳しい私の両親に電話して、どんなに娘と妻が酷いかと、一期にしゃべり尽くすかもしれないし(そして両親の怒りと心配で、娘はさらに傷つくことになるだろう。)、あるいは娘を徹底的に叩きのめし、暴言を吐き、深い心の傷をつけるかもしれない。
あるいは、学校に電話するなり乗り込んでいって、娘のことを大声で歎いて騒ぐかもしれない。
あるいは、近所中に聞こえるように、日本の教育は変だ、馬鹿だと喚き散らすかもしれない。
私も心配しすぎかと思うけど、夫ならやりそうだ。
彼は常に被害者なのだから。
かわいそうに。
でも、私は娘と二人で、逃げたい。
夫も出ていっていいというんだから。
父と娘 2
学校には行けないと言う娘。
父親の剣幕に前夜ミクシィを退会した娘は、放心したままだ。
学校の先生や地域の親達にもチェックされる心配がないと思っていたミクシィは、唯一率直につぶやけ、寂しいときには、仲間(遊び仲間だ)が励ましてくれる、安心感のある心のよりどころだったようだ。
父親と娘を二人きりにしておくと、いつまでも根にもつ父親が再び暴れるかもしれないので、私も仕事を休む。
娘の部屋で二人、ぽつぽつと話したり本を読んだりしながら一日を過ごす。
食事は3人で無言でさっさと済ませる。
「明日は学校に行くように」と進めるが気の進まない娘。でも帰って来たら、一緒に外出する約束をすると、行く気になる。
混乱の中うっかりしていたが、翌日は中間テストではないか。
今朝、シャワーを浴びると、娘は登校して行った。
私も出勤の準備で洗面所で化粧をする。
と、夫が起きてきた。出勤間際に夫と顔を合わせるとロクなことがない。
口論で化粧がグチャグチャになり、遅刻してしまったことも何度かある。
今朝も、言いたいことがあったのだ。
「帰ってきたら、二度とミクシィに登録しないようにするんだ。」
いきなり怒鳴っている。
「二度と登録しないよ。でもミクシィをすることは問題じゃない。」
「信じてる。信じてるって、結局全部、私の言う通りになってるじゃないか。」
私は何度でも娘に話す。やってはいけないことはやらないようにと。夫が思っているほど娘はひどい人間ではない。ミクシィのことではない。色んなことだ。
人間はいくら怒鳴られても叩かれても、すぐには変われない。ましてや、変わる気がなければなおさらだ。
私は甘いと思う。
でも、娘に寄り添いたいのだ。
「ベルトで殴ろうとしたり唾を吐きかけたり、『こんな子供になるなら、子供なんか産まなきゃよかった。』なんて言うのは、自信を失わせてしまうよ。現に『生まれてきて悪かった。』って言うんだから。」
「いいんだ、もう。私はやることはやった。」
「お金ができたら二人で出ていくから、それまで落ち着いてて。」
涙を堪えて家をでる。ドアを閉めた瞬間、カチリと鍵が閉められた。
涙が出る。声を出して泣きそうになる。
私は弱い。自転車を漕ぎながら、途中で進路を変えた。
開店してないお店の前で、職場に電話をしようと試みる。
嗚咽がでてしまう。
遅刻していこうか休みを貰おうか。
ダメだ。
涙がでる。
電話がつながり、泣き声にならないよう、必死に用件を伝える。
声がつまる。
電話を切った。
私は弱い。
娘は登校したのに、私は休むことにした。
涙を押さえながら、仕事帰りにたびたび店に寄ってくれる店員さんがいるドトールに入る。
彼女もいた。知っている人がいるというのも悪くない。
もう二時間はいる。
途中、コーヒーがおわり、紅茶を頼んで笑われた。
心の整頓をしなければ
私はドトールを出て行けない。夫のいる家には帰れないのだから。
4時半に娘が帰ってくるから、それまで時間を外で潰さなければ。
父と娘 1
自分の上着を取り出して、泣き叫ぶ娘をばしばし叩く。
さらに興奮して、押し入れの中を漁ると、ジーンズの革ベルトを外して振り上げる。
私はベルトの端をしっかり掴むと、手に少しずつ巻いて引き寄せた。
そんなことをしてはいけない。物で叩いてはいけない。叩かれる方も叩く方も、心が傷つく。
どなり叩いて一段落すると、父親は台所へ行こうとする。
恐ろしさに泣き震える娘が座り込んでいてドアが開かない。
父親は、「ゴミ、クズ」と何度も繰り返しながら、娘を蹴飛ばし、さらに、唾を娘にはきかけた。
ぺっ!
叫びながら、
ペっ!
ぺっ!
やるべきことをやったと、後で父親は言う。
やってはいけないことをやったと私は言う。
一昨日の夜の出来事だ。
2011年5月16日月曜日
五木寛之
私が借りる前、いつ、誰が手にしたのだろう。
どれも古び閉じられた本の紙が重なる側面は黄ばんでしみだらけだ。
試しに背表紙をめくると、昔の、貸出期限表と印字された紙がそのまま貼付けられている。
最初は昭和53年10月6日のスタンプがおしてある。
この「ヒトラーの遺産」が出版されたのは昭和46年だから、何枚目かになるのだろう。
それから13人の誰かが借りて14人目の返却期限は昭和55年3月13日とある。
それ以下は空白だ。
書庫に入れられてしまったのだろうか。
子供の頃、各週ごとにバスで連れていってもらった私立図書館で、借りたい本を、全部後ろのカバーを開いた状態でカウンターにもって行き、トントンと次々にスタンプを押してもらったことを思い出す。
小学校の図書館では、私がはまっていた、ナンシー・ドルーという名前のアメリカの女子大生が主人公の、探偵小説シリーズを借りると、私が憧れていた男の子の名前が既に書かれていることに、微かな親近感と喜びを覚えたものだ。彼の名前は、私が借りたいくつかの本に、既に合ったものだ。
保育園の頃から「がき大将」でスポーツマン、勉強もそこそこできて背が高い。
でも本を読むようにはみえなかったから、意外な側面を知ったつもりになったのだ。
今はバーコードスキャンやICチップで簡単に借りることことはできるようになったしブライバシーが守られて有り難いけれど、その本の辿ってきた歴史をかいま見ることが難しくなるのは、寂しい気がする。
ーーーーーーーーーーー
五木寛之の書庫に眠っていたけど、人間臭くて味わい深い本たち。
『わが憎しみのイカロス』『デラシネの旗』
『異国の街角で』
以上は文藝春秋
『さらばモスクワ愚連隊』『ヒットラーの遺産』
以上は講談社
2011年5月15日日曜日
柳田邦男先生
幼児教育に携わっていることは全く知らなかった。
絵本を読むことによる心の教育は、私も含め本好きな親なら試行錯誤で自分の子に実施したことがあるだろう。
でも、今日の講演で、小学一年生だった娘と共に海外に移住した時に、荷物は輸送しないという夫の方針で、99%以上の絵本を処分し、ほんの数冊しか持参しなかったことを、私は後悔することになった。
乳児の頃から絵本を読み聞かせていたが、娘は本好きなにはならず、中途半端な語学力のために、活字自体を敬遠する傾向にある。
その結果、当然のように勉強嫌いになってしまった。
親の責任なのに、勉強しろと親から責められる娘は本当に可愛そうだと思う。
先生はまた、絵本は幼児だけでなく、仕事に明け暮れる大人にも大切だという話をされた。
そしてサイン会では、
「絵本は人生の心の友」
と書いてくれた。
でもその時私は、前の人に書かれていた、
「読むことは生きること」
という言葉が欲しかったのだ。「絵本、、、」と書きはじめられたことに、私は少なからずショックを得て、
隣に「読むことは、、、」をお願いしようと迷っていたら、並べて書けそうだった余白に日付が入り、そして先生の達筆なお名前が入り、本が差し出された。
私は字の達筆さと先生の名前に感動を覚えながらも、
「読むことは生きること」
という言葉をいただけなかったことで、差し出されてもなお、本を凝視したままでいた。
一瞬後、我に帰って差し出された本から目を上げると、ニッコリと微笑む柔らかな、印象深い先生の笑顔があった。
「ありがとうございます」
と笑顔でお礼を伝えたが、
さぞかし先生も、無表情で手元を凝視している私にギョッとしたにちがいない。
私は後悔している。もう一つの文章も書いていただけばよかった。
「絵本は人生の心の友」
というのは、普段、自分のためには読まない、絵本という未知の世界へのメッセージとして、
「読むことは生きること」
は読むことを欲し愛している私への励ましとして。
次にチャンスがあればと思うけど、図々しいかなと遠慮してしまった私は、間違えだったと思う。
二度目はないかもしれないのだから。
人生では一瞬で心を決めて行動にうつさなければならないことがたびたびある。
私は何度、後悔することになってきたことか。
それでも後者は書いてもらえなかったけど、強く心に刻まれたことはたしかだ。
20年のときをへて、私の前に現れた、柳田邦男という心の片隅にひっかかってきた敬うべき先生に、新たな気持ちで向き合いたいと思う。
サインを書いてもらおうと会場で購入した本は
「雨の降る日は考える日にしよう」(平凡社)
だ。絵本そのものではないのが、絵本を自分のためには読もうとしない私の、自然な行動なのだろう。
それでもこの本では、大人に薦める44冊の絵本が紹介されている。
戦時中の話を描く柳田邦男というイメージを覆す「絵本」の紹介に、心を揺さぶられる何かを捕らえることができるだろうか。
未知の世界に入っていくのが楽しみだ。
まあその前に、読みかけの五木寛行の「ヒトラーの遺産」を読んでしまいましょうか。
2011年5月11日水曜日
出会い系とのコマイ戦い
何がおきたのか冷静に考えてみたら、
そうそう
先日、電化製品のモニターとやらに申し込んだっけ。
そういえば、しばらく前にも、天然水のモニター募集が来ていたのも思い出した。
地震の後の水不足の時期にあやしいなぁと、そのおいしい話は無視しました。
でも、(書いている最中にもビイビイとメールが届いて中断されて腹がたつ)
今回はその翌日に、ちゃんとしたマーケティング会社のアンケートに協力することになっていたので、登録ついでに別のモニター案が送付されたのかと思ってしまったのです。
タイミングが悪かった。
慎重な私が、メール地獄に堕ちいっている。
複数のドメインでメールが届くから、いちいちドメイン受信拒否で設定するのに、なぜかまだ届く。
よくよく、ドメインに並ぶ数字やアルファベットを眺めると、
もしかして!
アルファベットのl(エル)は実はI(アイ)で、O(オー)は0(ゼロ)ではないかと思い当たった。
Mail なら 最後は エルではなく アイ にして再登録をする。色んなパターンがあるから、頑張って総てのパターンを登録。
すると、しばらくメールが届かなくなる。
しかし、ほんの数時間で、再び、全く異なるドメインでメールが届くようになる
悔しい
あっ!またメール受信で中断
今朝から夕方5時すぎまでの間に、なんと88件も届いてました。
いたちごっこをしながら、しばらくは、頑張ってみます。
携帯アドレスに愛着があるので、アドレスは変えたくないし。
平穏になる日はいつのことやら
2011年5月6日金曜日
モラルハラスメント
彼女自身がそのハラスメントで辛い結婚生活を過ごし、精神的に病んで家を飛び出した。
夫のモラルにそぐわないと、暴言をはかれ、本人やその親の人格を否定されて、精神的苦痛を受ける。かいつまむとそんなことらしい。
私の結婚生活も当初からそうだったなぁと思う。いつか離婚しようと心に秘めながら、収入源を得ようと頑張ったのが7年、夫の国で賭けのつもりでくらすこと3年半。思いがけず、夫の攻撃対象は私とはならず、平穏で心底、幸せだった。
でも、そんな幸せは嘘だという客観的な気持ちもあったけど、それでも、優しかった夫に感謝する気持ちは、日本に戻ってからは離婚ではなく、日本でこそいい関係を築こうという原動力になってきた。
しかし、毎日のように仕事や娘のことで小言を言われるのは辛い。私が以前味わったように、成長した娘もビクビクしている。
娘をもつ父親の性なのだろう。心配のあまり、娘を信用せず、悪いほうへと想像が進み、病的になっている。
娘の心を傷つけ、そして娘がこのように成長したのは全て私のせいだと攻撃をする。娘の言動全てに、反応し、悪い予兆を探そうとする。
私が最初の7年間、娘との幸せな時間と並行して、辛く悲しい年月を過ごしたのは、離婚する勇気がなかったからなのか、それとも、強かったからなのか。
今、再び苦しむのは、15年も過ごしたのに、ちっとも幸せになっていない夫に対する申し訳ない気持ちが、夫を一人おいて行くことを躊躇させることだ。
幸せの基準が、経済的に仕事で成功し、娘や私が自分の思うようになることらしい夫と、経済的に苦しい時でも笑顔で乗り越えようとする私では根本的に異なる。
私が笑顔でいると、何も考えてない馬鹿だと罵られる。
私が充実して明るい時、夫は暗く塞いでいる。
私のわがままだろうか、夫にとっての私の欠点を受け入れて欲しいと思うのは。
娘同様、夫と離れて暮らしたいと思うのは私の冷たさなのか。
「娘がこのままなら、二人で実家に戻るなり家を出てけ」という夫の言葉に、喜びを感じてしまうのは、間違っているのか。
来年の春まで待つように喧嘩のたびに夫には言っているが、離れるという気持ちが本気なのか、私は心配をする。夫が本気なら、喜んで別離するのに。
そのほうが3人にとっていいかもしれないと思うのは、夫か言うように私が馬鹿な母親だからなのだろうか。
夫が突然現れておこりだすことを気兼ねしないで、娘と心置きなくおしゃべりできる生活を夢みつつ、それでも心のすみで、孤独な夫がかわいそうだと思う。
2011年5月5日木曜日
続・万引きおじさん、おねえさん
盗んでいく常連のおじさん。
とうとう、店長が現場を押さえた。
店を出て行くところで声をかけ、懐に隠した
ワンカップを出させた。
今回は警察には通報せず、
「早く帰れ!」(店長は結構、短期なのかも)
と帰らしたのはいいが、、、、、
なんとそのおじさん、しばらくしたら、
またお店に顔を出したとか。
アル中だからどうしようもないね、、、と
あきれるしかないのだけど、でもね、、、
ワンカップを手にすると、わざわざ他の売り場に
歩いていって、そっと懐に隠すのだから、一応、
知能犯です。
酔っ払って、ついつい盗んでしまうのか、
それとも、ただ単にアル中ごときのフリをしているのか、、、。
理解に苦しむことが世の中にはございます。
万引きねえさんは、私はまだ顔がよく分かりません。
でも先日、パート仲間がレジから出てきてアタフタして
います。よく分からないけど代わりにレジに入ると、
彼女は飲料売り場の方へ、恐る恐る歩いていき、
そしてそこにいたお姉さんがポカリスエットを手にして
レジにくるのに合わせて彼女もレジに戻り、会計を
しました。
そうそう、そのお姉さんが、化粧品を盗む人だった
のです。
でも、また顔を覚え損ねてしまいました。
Tweet
2011年4月27日水曜日
悪循環
元気がでない。
元気が出ないと
やるべきことが
できない。
やるべきことを
やらないと
さらに元気がなくなり
もっともっと
やるべきことに
手がつかなくなる。
風邪は良くなって
きたというのに、
たまったしごとを
想像するだけで
気分が落ち込む。
そして言い訳を
するように
咳をコンコンしながら
布団に入る。
早くこの悪循環から
抜けだしたい(コンコン)
本の読みすぎ
を夜遅くまで、読みすぎ た。
風邪を引いて、ここ数日、
仕事から帰るとダウンしてしまう。
ちなみに、今読んでるのは
『元気』だ。皮肉だ。
ところで、
『青年は荒野をめざす』
という本は、20代に読みたか
ったと思う。
残念なことに、出会ったのは40代。
若い頃から、破りたくても破れ
なかった自分の殻というものがある。
あれもだめ、これもだめと、
親からの教育や影響で、心を
がんじがらめに固めている
、かたいかたい殻。
この本を読んで、もっと自分を
自由にしてもよかったかなな
んて思った。
そして、若い頃に、もっと価
値観の違う人達との出会いを
大切にする大きな懐があれば
よかったのにとも感じた。
ともかく、40代であれ、この
本に出会えたのは、人生を振
り返って自分について考える
ことができたという面からみ
ても幸運だった。
2011年4月22日金曜日
家で娘が勉強?!
3早々、路頭に迷う娘。
塾には数ヶ月通い、塾だと勉強が解るとは言っていたが、
学校では居眠りしたりお喋りしたりボケていたりする
娘に、3年になると高額になる塾代を払うのは躊躇し
ている。
しかも、塾に通う日は早めに家を出て、遊ぶ癖もつい
てしまった。
そもそも平日は、友達とお喋りして5時に帰ってくる
から、他の子たちが毎日、遊びほうけていても、基本
的に帰宅後は外出禁止だ。
だから塾に通うことは、平日に遊ぶことができるとい
う、娘にとっては大きな魅力なのだ。
しかも中3になると、週2回だったのが大抵は週3回
の通塾となる。
娘は土曜日も遊ぶから、これでは週の半分はフラフラ
していることになり、これも塾に申し込めないでいる
理由の一つになっているだ。
娘は毎日、メールやら電話で恋話に時間を潰し、イラ
イラした父親が怒りまくるという悪循環の日々なのだが、
そして
早く申込をしてよとうるさい娘なのだが、
今日、意外なことを言いいだした。
「学校でちゃんと授業を聞いてると、勉強が解るって
ことがわかったよ。」
これは、わが娘の口からは一生聞くことのできない言
葉だと思っていた!
「小学生の時もそうだったけど、たぶん、先生の話を
聞き流していただけだったんんだよ。だからどんとん
解らなくなっていったんだよね。」
「最近、ちゃんと授業を聞いてるの。聞いてても解ら
ないこともあるけど、家でノートを見ると解るんだよ。」
しかもこんなおまけつきだった。
「数学で解らないことがあるから教えて!
夕飯の直前だったから、夕食後、娘の部屋に顔をだし。
「何が解らないの?」
「今、考えてるからいいや」
本当に勉強をしていた!
実は、机には向かわずに、布団に座って立て膝で、しかも音楽を流しながらの勉強なんだけど、顔は神妙なのだ。
何年ぶりだろう(涙)
今日だけで終わらないでおくれ(合掌)
そのうち、音楽を消し、机に向かうようななることを
信じてるから。
2011年4月21日木曜日
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2011年4月20日水曜日
寒々しい話とあったかーいお客さんの話。
一人の男の子が自分が買うパンを出すと、
後からきた子も自分が選んだパンをレジ台においた。
別々の会計かどうかたずねると一緒だという。
するともう一人の男の子も、おごってくれと
自分のパンを出した。
「しょうがないな~」
と一番目の男の子は弱気そうな笑顔を見せながら
応じた。
4人目の男の子は何も反応しなかった。
「○○イエーイ!」
と驕ってもらう男の子は囃し立てる。
「ポイントカードは無料で作れますか。」
と一人目の男の子。
「はい、作れますよ。お作りしますね。」
すると、驕ってもらう男の子が、当然とばかりに
自分の財布からポイントカードを抜き出し、
「俺のカードで。」
「え!」
軽く驚いた表情を見せた奢ってくれる一番目の
男の子に対しその子は、
「お前は、今度つくれ。」
私は「どうしますか。」 とたずねたが、流れはお金を払わない男の子の
ポイントカードにポイントをつけることに、、、。
仕方ないなとばかりに、友人の言葉に従った
男の子は、ポイントを今日はつけなくても、作成する
ことは可能かどうかたずねて来た。
それはできないことを伝えると、残念そうにあきらめた
男の子。
会計が済むとサッサと行ってしまったが、4人目の
男の子だけは、88円のパンをレジに出し、私は急いで
レジをうっておつりを渡した。
その子は先に行ってしまったグループに遅れまいと走って行った。
虚しさだけが残った。
お金を出させてポイントまで自分でもらおうとする、
今時の女子中学生にモテそうな、背が低くて色白の
かわいらしい端整な顔立ちの、でも口の結び方は軽薄
そうな男の子に。
自分の主張をはっきりと通せない、お金を払わされた上に
ポイントまでとられてしまった男の子に。
「自分のも奢れ」と言えなかっただけなのか、それとも
「そんなひどいことはやりたくない」という心をもった人物なの
かは分からないが、どうみても仲間から軽くあしらわれ、仲間
はずれにされてそうな、自分の分をきちんと支払って、一生
懸命後を追っていく4番目の男の子に。
たいした印象は残さなかったけれど、やはり自分の分をおご
ってもらったもう一人の男の子に。(でもその男の子がどんな
雰囲気だったのか私には思い出せない。)
そして、私自身に対して、猛烈に腹が立った。
どうして私の頭は回転が鈍いんだろうと。
ポイントカードは、お買い物をする人のカードにつけるのが
基本なのだから、私は「自分のカードに」と図々しくも
しゃしゃり出てきた、奢ってもらう男の子を無視して、
「お支払いする方にポイントをつけることになっておりますので。」
と新規にカードを作れば良かっただけなのだ。
お客様の当然の権利を、私は奪ってしまった。
そして店員としてだけではなく、一人の大人として、当然の
ことをあの男の子たちに示すべきだったと、強く反省をした。
弱気そうなあの男の子を守ってあげたかったとも思った。
ごめんなさい。もう遅いけど。
そんな自己嫌悪と腹立たしさに見舞われていたら、
3歳の娘さんを連れた常連さんがやってきた。
会計の途中に携帯に電話がかかり話し始めた。
私は小さな声で必要なことを伝えながら、目と目で
さよならを言った。
常連さんだし、とっても明るく誠実な人だと
いうことは分かっているので、それだけで充分だった。
それから数分してフト入り口の方をみたら、まだ
店内でしゃべっている、そのママさんがいた。
さらに数分後、ドアが開いたから「いらっしゃいませ」
と声をかけようと顔をむけると、そのママさんが
顔を出していた。
「さっきは、携帯でしゃべってしまってごめんなさい。
あやまりたくって。」
この一言のために、わざわざ顔をだしてくれたのだった。
ありがとう。
男子高校生たちの一件で重かった心が少し軽くなりました。
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2011年4月19日火曜日
キャッチコピーという邪推
ビジネスもしている。
だから、昼間、ドラッグストアで働いても、帰宅した
らサッサと頭を切り替えて、夕飯の準備をし家族
3人で夕飯を食べ、そしてパソコンに向かう、、、
はずなんだけど、洗濯したりお風呂に入ったり、
いろいろしていると、どんなに早くても9時、たいていは
10時、11時となってしまう。
しかも、ドラッグストアで扱う商品について、
「あれは、あの場所にも展開して、大々的にPR
したい。」
とか、
「あのキャッチコピー、何にしようか。」
などと気になりだすと、頭の切り替えができなく
て、ついつい家での仕事の邪魔になる。
フト気がつくと、ボーっとにやけながら、
あ~でもない、こーでもない、
「よし! これで行こう!」
なんて心の中で出来上がったキャッチコピー
を反芻している自分がいる。
頭の切り替え!!!
いいアイデアが浮かぶと、それでまた
もっと改善できないかな、、、なんて
仕事中毒みたいになってしまうんだけど、
家にいるときは、困った邪推にすぎなんだよな~。
集中、集中。
仕事しなきゃ。
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2011年4月18日月曜日
レジのおばさんショックを受ける
我が店のように愛着をもって真剣に働いてきた店、
一年がたって昇給となる。
が、契約更新の紙をよーくよく見てみると、この
一年、時給が数十円でも上がることを時々夢見てきた
レジのおばさんは、あきれ果ててしまった。
「たったの5円!」
しか上がっていないのだ。
バカにしてると思った。
それだけ言える自信はある。
現状維持か5円か30円ということで、
個人的には30円上がっても全く当然だと
思うのだが、、、。
店長はそのつもりで評価を出してくれた
そうだが、私たちパートとはほとんど会った
こともないその上の人たちが、我が店の
パート全員を、5円以下としたらしい。
多分、現状維持となってしまった人も
いるのだろう。
自分のことに、それほど自信のない私
だけど、このパートの仕事に関しては、
かなりお店に貢献していると思っている。
アホらし。
考えられる理由の一つは、店が赤字
らしいということ。お店の売り上げが芳しく
ないので、それを店のスタッフたちの努力
不足として評価を一つずつ下げたのでは
ないかと思う。
それ以外の理由があるのかどうか、
ぜひ店長に上に尋ねて欲しいと思う。
低賃金、肉体労働という仕事を客観的に
見つめてきたこともあり、それほど期待は
していなかったが、まさか、5円とは、予想
だにしなかった。
この業界、なんか変におかしいかも。
登録販売者の資格をとったらサッサとや
めてしまいたいという考えがフト頭を掠める
けれど、私はこの店がすきなのだ。お客様も
好きなのだ。
がんばったらどのくらい昇給していくのか
確認したいという気持ちもそもそもあったので、
まずは期待はずれ、ということで、一年後、
二年後も見てみましょうか、、、。
と、それがまた、会社側の思う壺なのかも。
ま、しばらくは、壷に入っておりましょう(苦笑い)
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2011年4月16日土曜日
ジョニーとゴキブリを求めて
それらはここ10年以内に書かれたものだったのだが、最近
彼の40歳前後に書かれた本を読むと、これが本当に同じ著者
によって書かれたものなのか、同姓同名の別人ではないかと、
本の表紙やら裏表紙の中織りになっている部分に印刷された
「著者紹介」を何度も何度も見直してしまった。
仏教、特に親鸞に通じ、彼の人間の生き方
について語る老成した五木寛之が、40年ほど前には若者らしい
軽さが感じ取れるエッセーを書いている。
子供時代の苦労を考えれば、きっと精神的な苦しみを抑えて、
かなりその時代の「若者らしく」振舞って生きてきたのだろうと
勝手に考えた。
仏教についてもほとんど触れてはいない。
ただ、30代の終わりに永平寺に「ぶたれに行った」ことだけが
彼と仏教をつなげる情報だ。
そんな、いわゆる「若者らしい」五木寛之が、最近の著書に
見られるような人物に変わっていった過程を、同じ人間として
どうしても知ってみたいと思い、まずは、
「海を見ていたジョニー」と「ゴキブリを求めて」という若いころの
作品を読んでみたいと思うようになった。
しかし、近くの本屋や古本屋には見つかりそうもなく(実際、
古本屋にはなかった)、それなら、市立図書館に行ってみようと、
久しぶりに一人きりになった休日に、自転車に乗ってでかけたのだった。
近所の図書館分室や隣接する市の分館には、以前、一度だけ
足を運んだことがあったが、そこのなんと乏しい蔵書だったことか、
心底がっかりしてそれっきり行かなかったのだが、今日、2年前に
引っ越して以来、初めて訪れた本館は、美しく清潔で、蔵書もそれな
りにはあるようだった。
意外だったのは、分室は蔵書は乏しく、しかもボロボロの本ばかり
だったのに対し、本館は最新設備か整えられていたことだ。
本の貸し出しも返却もすべて自分でやる。貸し出し台に借りたい
本を積み重ねて置き、自分の図書カードを機械に差し入れる。
そして、目の前にあるPCのタッチパネルに、借りる冊数を入力し
「次へ」と押すと、一瞬で積み重ねた本のタイトルが表示される。
私は10冊の本を借りたが、間違えなく10冊のタイトルが表示されて
そして機械から戻ってきたカードにも、タイトルが印字されていた。
図書館員の説明を受けたときは、せいぜい自分で一冊ずつ
バーコードをピッピと読み込むのだろうと一瞬思ったのだが、
(なにしり私は毎日レジでピッピとやってますので、、、。)
なんとなんと、進化してしまったことか。
しかも、目的だったジョニーとゴキブリの本は見つけていなかった
ものだから、改めて本の検索をしてみると、書庫にあることが
判明。一度に借りられる本は10冊までだから、借りたばかりの
本を2冊返さねばならなくなった。
で、別の五木寛之の本と、彼や遠藤周作の本に登場して、
いったいどんな人なんだろうと思って借りた佐藤愛子の本を
返却することに。
返却は返却ボックスに入れるだけなのだが、それだけでは
データから2冊分消去されないと心配して、再び図書館員に
たずねると、なんとなんと、ボックスに入れるだけで、データは
更新されるという。
半信半疑で、2冊をドカッと入れると、確かにコンピューター音
のような反応があり、本が箱の中へと落ちていくその一瞬で
本の情報が読み込まれているのだった。
書庫から出してきてもらった2冊を、再び貸し出し台に
おいてカードを差し込むと、ちゃーんと返却した2冊のデータは
消えて、「あと2冊借りられます。」なんて親切な表示まで
出ていた。
こんなにすごーいシステムがあるのなら、どうかどうか、
他のいくつかの分館やら分室の蔵書と環境を整えてくださいまし。
2011年4月15日金曜日
反抗期の子供をもつ世の中の親たち
この一年、ほんと辛かったな~。
学校から電話がかかってきたり呼び出されたり、
先生たちの前で涙を流したり、、、。
父親にバレたらさらに大変になることは分かって
いたので、本当に大変なことについては黙っていた。
しかし、結局は父親も、ただ父親と話したがらないという
だけでなく、問題を起こしていることに気がついてしまった。
娘の部屋をチェックして化粧品が出てきたり、ぎょっとさせ
るようなものが出てきたり、、、。
こんなとき、娘が再び変わると信じていけるのは、もしかし
たら母親だけなのかもしれない。
一度壊してしまった父親の娘への信頼は、底へ底へと
落ちていく。
娘のすべての行動について管理をし従わせようとする
父親の態度はさらに父親不振へと繋がっていく。
父親は数年前から精神安定剤を飲んでいたけれど、
今では娘のことが心配すぎて、興奮して激昂することを
抑えるために飲むようになった。
私の娘に対する心配のどん底は少しずつ薄れてきたが、
それにしても、世の親たちは子供の反抗期にどうやって
耐えて乗り越えてきたのだろうか。
私には娘を信じるということしかできない。
口うるさく言うこともあるけれど、「自分と同じ人間ではない」
という考えを持ち、私の価値観だけで娘の道を決めようと
することはやめた。
勉強嫌いで勉強ができない娘に、「大学に行くのが当たり前」
という私の価値観を押し付けることもやめた。
娘には高校に行ってもらうつもりだけど、早めにやりたい仕事
をみつけて、専門学校などで手に職をつけてもらいたいと思う。
娘は中学三年生になった。
「中ニ病は終わった。」と宣言している。
勉強はなかなか手につかないけれど、やるつもりでもいるようだ。
私の心を今一番悩ませているのは、娘の父親だ。
娘を信じることができないし信じようともしないから、
今すぐ反抗期を終わりにしなければならないと頑なに思っていて
顔は暗く沈み、親子三人での食事も会話に気を使う。
学校のことや友達のことについて娘と明るく話そうとする
私を、能天気だと思い攻撃してくる。
夫に精神的に攻撃されるのは結婚以来続いているが、
娘のことについて攻撃されることになると抜け道が見つからない。
「この世は平安であることが当たり前だと思わないほうがいい。
この世は地獄で、時々一条の光が見えるとき、楽しいとき、
それが浄土(極楽)なんだ。」
という捕らえ方を、五木寛之の言葉を多少かりて、夫に
話してみた。外国人の夫が理解したかどうかは分からない。
家族が崩壊するのではないかという危機をしばらく前に味わった。
でも、精神的に病んでいるともいえる夫を支えなければならない
という気持ちももてるようになってきた。
家族関係を修復し乗り越えていきたいと思う。
世の中の親たちは、子供の反抗期をどう乗り越えているのだろうか。
2011年4月14日木曜日
中学の役員の仕事が終わる
いうものになっていた。
私はPTAとか委員とかだ一嫌いな性格で、その
一方で、娘の幼稚園時代や小学生時代に
役員を引き受けたことで、親しい仲間ができることの
楽しさも知っている。
でもやっぱり嫌いなのだ。
かつて娘が小学一年生のときに海外での生活を
始めたのだが、PTAやら学校の委員やらが、現地の学校
にはないことに、とても喜びを感じていた。
そして小学5年生で日本に戻り、全く知人のいない
土地で生活を始めたときは、いきなり交通安全委員兼
地区の子供会の役員をすることになり、とまどいながらも、
顔見知りのお母さん仲間ができてホッとした。
中学入学を機に、海外へ赴く前に住んでいた
エリアとは全く異なる東京のある市に引越しをして、再びだーれも
知人のいない生活の中で、最初の一年間は、パソコン
に向かって仕事をする日々が続いた。
同じく自営業で自宅にいつもいる夫と衝突を繰り返し
不況で収入も急降下して、精神的に不安定な日々に
陥った。
39歳の私は、思いっきり自分というものに失望して
いて、39歳の誕生日に、何度目かの自殺を成功さ
せた太宰治の気持ちが、なんか分かるような気さえ
していた。
これまでの私の人生はなんだったんだろうか。
間違った道を歩んできたのか。
もう一度、人生をやり直そうというような気持ちに
なったのが幸い、もともと興味のあった薬について
学ぶことのできる「ドラッグストア」で働くことになった
と同時に、娘の中学で学年部委員という役割を
引き受けたのだった。
おかげで異邦人だった私も少しずつこの土地に
なれることができてきた。
その委員の仕事が、今日でほぼ終わるはずだった。
しかし、3学年の各クラスから選出される委員が
今日の保護者会で決まりきらず、しばらく延期となって
しまった。
大嫌いな役員、でも日本の学校システムは、こうい
った役員、PTAの活躍にずいぶん支えられている。
世界でも珍しい学校行事である小学校の運動会や
もちつき大会などのイベントは、保護者が組織だって
サポートするから成り立っている。
役員を何回も、何年も引き受ける人たちもいる。
役員の仕事に気持ちを集中させ、私からみると
まさに面倒くさい仕事をこなし、電話やらメール、
ファックスなどで連絡を取り交わし、頻繁に学校に
足を運び、、、
そういうことを、義務としてではなく本当に進んで
引き受けている人たちに関心をする。
充実した人間関係を築けるというのも一つの
魅力のようだ。
ありがたいと思う。
それでも私はPTAとか役員とか耳にするだけで
心が固まってしまうような錯覚に陥る。
私自身、小学校のころから学校というものが
あまり好きではなかったからかもしれない。
中学も高校も部活動のために行っていたようなものだ。
いつも、どんなときでも、早く卒業したいと感じていた。
そんな性格が今でも変わらないのは皮肉だ。
あ~、早くすっきりと役員から開放されたい。
2011年4月13日水曜日
地震、放射能騒ぎでパニック。物がないのは店の責任ではありません。
一ヶ月前の買いだめに走る人々の狂騒劇。
我が家はストックの水もティッシュも食料も
特になかったけれど、狂騒劇が鎮火して
きた一週間後には、底をついたお米が
お店にけっこう入ってくるようになり、買いだめ
に走る必要もなかった。
買いだめに走った人たちは、最初の数日で
日用に必要なものとそれ以上のものを買占
め、そして、のんびりした人々が、その後の
一週間、とにかくあちこち走り回ってトイレット
ペーパー、ティッシュ、お米、水、缶詰、カップ
ラーメンを入手しようと血なまこになった。
さらにのんびり屋の私のような人たちは、気が
ついたら、狂騒劇が収まり、さほど不自由なく
品物が手に入る状況になった。
昨日、テレビで「60本もの2リットルの水を
必死で買いまくった」という1歳半のお子さんがいる
主婦を紹介していた。
わが子を守りたいという気持ちは分かる。
でも、フト考えると、
「じゃ、他の赤ちゃんたちはどうなってもいいの?」
となる。
目には見えない人たちへの「譲り合い」「遠慮」
「気配り」というのが、とっても大切だと思う。
「私がこれを二つ買ったら、他の人が手に入れられ
なくなるよね。」なんて、私の店では考えながら
買い物をするお母さんもいた。
「買いだめしなくても、そのうち収まるでしょう。」と
必要最小限のものだけを購入していく、ベビーカー
を押すお母さんもいた。
そして、本当にそうなった。
でも、朝、必死になって店に飛び込んでくる人々
の流れは、出勤するのが嫌になるほど堪えた。
「本当は、どこかに隠しているんでしょう」
と、トイレットペーターやら水がないことにイライラ
した年配の主婦何人もに嫌味を言われた
若い女性従業員もいた。
次の店に急いで行きたいのだろう、「早くしてよ!」
とレジの従業員にイライラを爆発させる年配夫婦もいた。
買い物に走れるのだから、そんなにあせらなくても
何か食料はあるでしょうと思うのだけど、、、。
心配だったのは、足腰が弱くて人の群れ、しかも走って
あせる人たちの中に紛れ込めない老人たち。
重たいからたくさんの買い物はできない。
必要最小限のものだけでもいいのに、それが手に入らない。
あちこちお店をはしごする健康もない。
「首都難民」が生まれるのではないかと危惧した。
お店の常連さんたちは一時期顔を出さなくなり、
特にご老人たちは少なくなった。
それでもここ数日で、久しぶりに顔を合わせる
常連さんがお買い物にきてくれるようにもなった。
お店では、毎日、毎日、一生懸命、商品の注文を
してきた。でも、注文ができても商品は届かない。
注文しようとpcでデータを送信しようとしても、
「発注停止」となってしまっている商品もたくさん
ある。
昨日のテレビのコメンテーターは、
「お店では、『何時ごろに入荷します』と教えてくれたら
パニックにならなかったのではないか。」
なんて言っていたけれど、「入荷するかも分からない状況」
が毎日続いているのですよ。
これからは、少しずつ、世の中の生産や流通がぐちゃぐちゃ
にならない程度に、遠慮し、譲り合いながら、備蓄をして
いきましょうよ。
以前から、「車の中に、常に2リットルの天然水を一ケース
入れておかないと心配なの」というお客さんがいた。
賢いと思う。それだけでも、夫婦二人なら一、二週間はなん
とかなると思う。
でも今はきっと、車の中に6本の天然水はないかもしれない。
あせって買いだめに走った多くの人たちのせいで、
そんな賢い人たちも困っていることだろう。
すこーしずつ、備蓄。
電気もガスも水道もとまってしまったときのために、
私もニ週間分ぐらいはしておこうと思う。
2011年4月12日火曜日
低時給、肉体労働、接客
という仕事をあくまでも「修行」と捉えて
ドラッグストアでの勤務を始めた私が、
(大江健三郎の言葉を借りれば)「ジャ
ストミートする」ビジネス書に出会った
ことが、昨年5月30日のメモに書かれて
いて懐かしく思う。
古本屋で立ち読みした本なんだけど、
『伝説の社員になれ』(土井英司)
~成功する5%になる秘密とセオリー~草思社
じゃ、「伝説のパートのおばさん」になろうかと
本気で思ったんだね、その時。
お客さんが店に来ると楽しい気分になる、、、
そんな店にしたいと思ってきた。
笑顔、笑顔、笑顔
40年の人生で、最も苦手としてきたことの一つ。
やればできるらしい、と気づいたのもこの
仕事のおかげ。
顔見知りのお客さんもできて、こちらが逆に
楽しさや明るい気持ちをもらうようにまで
なった。
ありがと~、おきゃくさま~
2011年4月11日月曜日
万引きおじさん、おねえさん
接客やら体を動かす仕事に励んできたけれど、
半年もたつと、「やられた~」ってことが出てきた。
上着の内側に薬(高いやつ)やら安いおつまみ系のもの
をボンボンいれて、一部だけ会計をしてサッサと出て行ったという
おじさん。
声をかけ、「お会計をしていない商品はございませんか?」
ってたずねたら、強引に出て行ってしまったという。
化粧品もそう。空箱だけが、別の売り場にソソッと置いてある。
時々ある。本当に悲しい。
先日は、2つの新発売の化粧品、総計7000円分が万引きされた。
犯人は分かっている。時々来店する女子大生風の女の子。
でも、現場を押さえられない。
どんな気持ちで、その盗んだ化粧で、自分の顔を飾るのだろう。
今日は、「実は、あのよく来るおじさん、時々、お酒を持っていって
しまうんだよね~。」という話。
いつも酔っ払った雰囲気で、目をムッと剥いて、ボソッと何か言う。
何気に従業員とコミュニケーションとっている。
いつもお会計をちゃんとしていると思ったのに、実は時々、
そんなことをしていたのね。
時々、、、って。
どんなときなんだろうね、そのおじさんにとって。
今日、「あっ、来た来た」って他の従業員たちと目配せし
ながら見ていたら、
「何にもない。」
と言い捨てて店を出て行った。
地震の影響で、物が少ないのです、確かに。
万引きする人って、お店にはたくさんの品物があるし、
お金がいっぱいあるから、痛くも痒くもないと思うのかしら。
でも、実は、とっても心が痛いのです。
お店の商品は会社が仕入れて、店がそれを発注したもの。
「誰かの物」なのです。
盗んでいいものなんてありません。
しかも、うちの店、店長によれば「まっかっか」。
数百円でも売り上げが上がるよう、がんばっているのです。
やめてくれ、万引き。
万引き成功!なんて思っても、実は従業員は気づいています。
実は、いろんな従業員にジロジロ見られているのです。
恥ずかしくないのかな~、万引きおじさん、お姉さん。
久しぶりのブログ、よろしく
今までなんとな~く避けてきた グーグルのブログ、
このままじゃ、時代の波にも乗り切れないし、
流行についていくのは苦手、というか興味が
ないために、けっこう、これまでの人生、
損したこともあったな~ということで、
グーグルのブログサービスに申し込んでみました。
ドラッグストアで働き始めて丸一年。
「40にして惑わず」なんて言葉は信じません。
いろいろ悩んだ末に、「登録販売者」を目指そうと、
目的があれば長続きもできそうだし、、、と
十数年ぶりに履歴書なんか書いちゃって、
新規オープンのドラッグストアにもぐりこみました。
タイトルのように、レジのおばさんですが、レジを
やりながら、あれこれ考えているわけではありません。
真剣に仕事してます、一応。
いろんなお客様もいらっしゃいます。
接客業っておもしろいな~と、40年生きてきてはじめて
知りました。
そんなちょっとした幸せを、ブログで紹介するかも
しれません。
よろしく
